2021年03月26日

予約サイトの作り方

取引先のKさんから、「散髪屋にいちいち電話で予約するのが面倒なので、WordPressで予約サイト作れないの?」
なんとも、自分が予約するのがめんどくさくて、通っている散髪屋に予約サイトを勧められないかと言う。

Kさんの会社にはWordPressで簡単なホームページ作成とSSL化のサポートをしたことがある。
仲間内での飲み会の調整などは、様々なサイトが提供している。
例えば、調整さん。 
これを知らない人は未だにLINEでやり取りして飲み会の日程調整しているんだろうな。
これに近いのが会社(プロジェクト)でのミーティング調整で、未だにメールで
「空いている日程を教えてください」
から始まり、10人くらいの忙しい人の調整をするのは至難の業である。

社内で使っているオフィス系ツールがあるが、全員がきちんと予定表を入れていないものだから、予定表だけ見てスケジュールを決めるのは難しい。また、社外の人も含めてとなると、予定表など共有していないので、やはりメールに頼るしかない。
スケジュール調整ポータルを作って、様々なオフィスツールと連携して予定表を共有できれば、メール調整なんて手間省けるのにな・・と思いつつ。IBMでもLotusノーツが最初に使われだして25年くらい経つというのに、一向にスケジュール調整をメール使ってやっているくらいだから、無理なんだろうか?

横道にそれたが、WordPressでユーザー管理やワークフローを管理するのは流石に無理なんじゃないかな?と思いつつも検索してみた。

すると、予約システム構築のためのWordPressプラグインがある。別サイトで作ったサービスも埋め込みできるという。
その中で簡単そうなSelectTypeというサイトを除いてみた。
基本的な予約、カレンダー、メール通知、キャンセル機能が用意されている。
業種ごとのテンプレートもある。
床屋に近い、マッサージ予約のテンプレートを選んで作ってみた。
コードは一切不要。定義だけを行うイメージだ。
慣れないと最初は設定場所と機能の関係が掴みにくいが、そのうちほぼわかって来た。
そしてあっという間に予約システムが完成。
PCに限らず、もちろんスマホからでも予約ができる。

もちろん本番では使えないだろうが、基本的な
・カレンダーから空いている日時を選択
・予約を入れる
・メールアドレスセット
・メールで予約確定を連絡
というワークフローは完成した。
スマホからURLたたいてやってみたら確かにちゃんと動く。

この時間なんと1時間半。
信じられない世界だな。
こんなことを(もちろん企業システムはもっと複雑だけど)以前は数千万かけてオンプレでやっていたんですね。
しかもメンバー管理や決済連携までの機能が提供できるとある。

この程度の予約機能ならあと1〜2日あればきちんとしたものが作れそうな気がする。

たまたま今期うちのマンションの管理組合役員を担当している。
今の管理会社のフロントマンが不正をして横領し、その後の会社の対応もお粗末だったので次期から変更することにした。
一応中心メンバーとして変更の検討をやっており、D社に内定。来週の臨時総会で確定する。

現在のN社に比べてほとんどの面で良くなるのだが、一つ問題はD社が共有施設の予約サイトを提供していなかった。
このことは複数の勘違いもあり、コンペ段階で検討していなかった。(実はD社にとってはマイナス評価となる)
問い合わせてみると、有料のサービス、確か月額2万円と言ったかな? で提供可能とのこと。
この金額を払うならうちで月額5千円で受けようかと思った。HPと併せれば2万円にして、アフェリエ―トすれば利益もでるんじゃないかと思う。

まあ、マンションのICT化はいろいろ難しい問題あるので、一筋縄では行かないけどね。

今だと利益相反になるから、7月に役員交代してから提案してみようかな。


posted by しもす at 00:00| Comment(0) | IT業界

2021年03月21日

会社設立1年が経ちました

2日前、3月19日に会社設立1年目を迎えた。
いろいろ楽しく過ごさせて頂いて、この1年間に感謝する。
退職して会社を設立するうえで、収入が確保されているというのは、精神的にはとても安定する。
この1年が何の不安もなく過ごすことができたのも、そのお陰である。

この収入は問題がなければ、あと1年半は保証されている。
ITはそろそろ賞味期限切れかと思ったけど、まだまだ仕事をすることができる。
裏を返せば、私のような年齢の人間がまだまだ仕事できるというのは、現役世代が育っていないからなんだろう。
古い習慣に捕らわれ、イノベーションに向かわない企業体質が残り、安定志向の個人が多数派ということだ。

一時は教育を広げようかとしたが、なかなかスモールスタートでは難しいだろうか。
数人を面倒見て、目指すスタイルを探して行こうと思ってはみたものの、未だ真剣になれない。
塾という形態は定期的に一定の時間を拘束するし、休みが取れないことがネックになる。

それでも触れ合うことが必要だから、2期目は何かを始めてみたいと思う。まず子供と接点を作ること。

情報発信という意味では、ブログを127本書き貯めたので、少しずつ会社のホームページに移行する。
それと新しいコンテンツも同じくらいのペースで書き貯めよう。
冗談ではなく、Youtubeにも発信する。

2年目も初年に劣らないくらい楽しい1年を過ごしたい。

posted by しもす at 13:51| Comment(0) | 会社設立

2021年03月11日

わかりやすさの罪

『わかりやすさの罪 』武田砂鉄

読みたいと思っていた内容と違っていた。
いつ期待したことが書いてあるだろうと、読み進めてみたがずっと出てこない。
だからその違和感が終始漂っていたために、あまりすっきりしない読書感が残った。
それにわかりやすさの何が「罪」なのかがいまいち納得できなかった。
恐らくわかりにくいものをわかりやすくする話者が加害者で、同時に話者が被害者であるという構図。

いっそのこと読みたいと思っていたことをここに書こう。
私が期待したことは、情報の受け手が被害者になるという構図である。

まだまだとは言え、エドテックがだんだん世の中に浸透してきた。
浸透が遅いのは、勉強しない教師と教育放棄した親が多いことが原因である。
賢しい子供は既にスマホでスタサプなどを使いこなしている。

学校の退屈な授業よりもわかりやすく、その気になればどんどん進める。
5教科4択の問題が毎日配信されるアプリもある。
通学、休み時間、塾の帰り、小間切れの時間でも学ぶことができる。

その効果はてきめんで、学校のテスト程度は簡単に思えるようになる。

さて、これはいいことなのだろうか?
知識を得るのはいいことだ。しかも早く正確に。
書物を読むだけではわかりにくい。地理も世界史も映像となって現れる。
放物線が目の前のスマホに描かれ、代数と幾何がイメージとして混ざり合う。

本当にこれはいいことなのか?
人が一番大切なことは思考することではないのか?
このような「学習」において思考力は養われているのか?
難しくも複雑な世界の成り立ちを「簡単」に理解できると思う過ちを犯してはいないのか?

戦後に続く今の教育は詰め込み教育であると批判の声が大きい。
では今のエドテックが提供しようとしているものは、詰め込みではない、思考のための教育なのか?
詰め込み=忍耐と努力と勘違いしていないか?
だから忍耐と努力を求めない、クールなエドテックは詰め込みの対局であると勘違いしていないか?
これは形を変えた詰め込み教育である。
忍耐と努力を求めない詰め込み教育のそのもの。

そしてここからが「罪」なのだが・・・
わかりやすい教材は、子供から読解力と思考力を奪っている。
従来の教材では1割の生徒しか理解できなかったものが、AI教材では5割の生徒がある水準まで理解できるようになるかもしれない。

ただし、本来1割のトップ集団は身に付けるべき読解力と思考力を奪われた可能性がある。
知識がうわべだけに留まり、定着せず、他人の考えた道筋をコピーするだけの大人になってしまう可能性はないか?

これがわかりやすさの一番の「罪」と言える。


posted by しもす at 00:16| Comment(0) | 読書