2022年07月13日

発注者はセカンドオピニオンを求めよう

発注者がベンダーをコントロールしたり、評価しようと思わないで!
あなた方には無理だから。それよりもセカンドオピニオンを別のベンダーに求めてください。
あなたがいくら病気の知識を仕入れようとしても、医者の説明で納得することはありません。
その時は、セカンドオピニオンが参考になるはずです。

挙句の果てに、発注者は「あなたの言うことがどうして正しいと言えるのか?」などと質問する。
かなり高度な質問です。システムには様々な視点があり、何が正しかを言えないことが多い。
だから立場や視点を変えて、コスト、技術、保守性、様々な観点で、どの程度正しいのかを、経験や業界の状況交えて説明する必要があります。相当に高度なスキルを要します。あなたが満足する回答をくれるベンダーなど数%程度です。
ほとんどが期待外れに終わるでしょう。

だからあなたがレビュアーにならず、セカンドオピニオンを別のベンダーに求めてください。
セカンドオピニオン専門のコンサルティング会社を始めてもいいな。
posted by しもす at 00:06| Comment(0) | IT業界

2022年07月12日

『最後の資本主義』 ロバート・B・ライシュ -1

『最後の資本主義』 ロバート・B・ライシュ

実はマイケル・サンデルの『実力も運のうち』を並行に読み進めているが、事実認識は全く同じ。
現代の資本主義は、労働資本よりも金融資本の方がリターンが大きく、税制においても金融資本の利益の方が有利となっている。
富める者はますます富、中間層の収入は1980年頃からほぼ一定であるから、実質収益は減り、中間層は没落した。
経済的に有利なものは政治力を行使して、自分たちに有利な法律を成立させる。そしてますます格差が広がる。

アメリカ史には産業革命、重工業革命後にも資本と富を独占する財閥が現れ、市民格差が激しい時代も経験したものの、中間労働層とそれに指示された大統領が、格差を縮めることに成功した。現代は、その格差が広がった時代であり、中間層はほぼ没落。搾取は非常に見えにくい形で行われている。

これがPart2までの要約で、Part3からこの財閥勢力に拮抗する勢力は?と話が展開する。Part3はこれから読み進める。

マイケル・サンデルの著書は、この事実を道徳的、精神的な面を強調する。(ライシュにも同じ記述はある)
成功は努力の結果である、といのはアメリカ人の基本的な信念である。その逆に、成功した人も、成功しなかった人も、成功しなかったのは、怠けていたからであると思い込む。
このことにより不成功者は劣等感を抱き、成功者は不成功者を蔑む。成功者と言われるもののうち、CEO、株のトレーダー、銀行家は、店員や介護者のように本当に社会に必要な仕事をしている人達に比べて、収入に見合う何百倍という価値があるのではない。それなのに、収入が自分の価値に見合ったものだと認識してしまっている。
ここに倫理的と道徳の崩壊を見て取る。
成功しなかった理由は、単に努力しなかったからではなく、そのような機会に恵まれなかったため、貧しい家庭や地域に生まれたら、良い大学に行ける確率はぐんと低くなる。決して本人が怠けたためではない。

そして、(ここから先は未だ読んでいないが)努力することも遺伝子によって決まっているのであって、それも偶然手にした幸運であると論じるのだろう。

ライシュの現代は”Saving Capitalism”。彼は資本主義に代わるものを見つけるのでなく、拮抗勢力により、高めていくことを目指している。これからPart3を読み進める。















posted by しもす at 11:48| Comment(0) | 読書

2022年07月11日

レポヴェシ国立公園

世界一幸福の国。フィンランド。

9月のフィンランドは曇天が多い。短い夏の終わりがもうそこまで来ている気配がする。
滞在4日目はレポヴェシ国立公園にハイキングをすることにした。
前日のハメーンリンナからタンペレにかけては雨も少し降る場面があった。
ところが今日は抜けるような快晴。
フィンランドの森と湖を堪能するには、最高の天気となった。

フィンランドの湖水地方は起伏が少なく、広大な土地に森と10万近い数の湖が広がる。
透明な水を湛えた湖の畔にはセカンドハウスやサウナ小屋がひっそりと建っている。
国立公園はハイキング道が整備されており、フィンランド滞在中のうち1日は、どうしてもハイキングをしてみたかった。

この日がそう、車を降りてまず湖を渡る吊り橋まで歩いたが、吊り橋が風か雪の被害で補修中だった。
もう一つ向こう岸に渡る方法と言えば、まるでサバイバル。
湖は200メートルくらいの幅だろうか。ロープが両岸に渡してあり、15人くらい乗れるいかだがロープに括り付けれられている。
そのいかだに乗った人は力を合わせ、ロープを手繰り寄せると、いかだが移動し、向こう岸まで辿り着くという仕掛けである。
人は少ないので、順番待ちということもなく、私たちが乗ったいかだには10人くらい。
乘った人たちはみな大人だが、手でロープを手繰り寄せいている間は、子供のような表情になって、いかにも楽しそう。

そうやって、無事湖を渡る。そこからハイキング。
スラっと細い赤松が無数に生える森。湿気が多いので、コケは日本の山寺に参道入ったような感じがする。
しめじのようなキノコ群。
人が少なく、途中、森の道で、左折地点を見逃したため、道を誤ってしまった。
行くこと10分。どうもハイキング道には思えない。
少しサバイバルな要素も盛りながら、森の登り道を登り切ると、見晴らしが良く岩が突き出た場所に着いた。
ここがこのハイキングコースのハイライトだというのは直ぐにわかる。
広大な森と湖が眼下に広がる。晴れているが太陽に光は柔らかい。これが北欧の9月なのか。
丘から降りて湖沿いを歩く。
帰りもまたいかだに乗る。今度は地元の中学生らしい集団と一緒になった。
当然彼らもはしゃぐ。

ハイキングで少し疲れた後は、フィンランド旅行最終宿泊地のB&Bに向かう。

posted by しもす at 00:13| Comment(0) | 旅行